今日の和歌(2023/10/08)

天高く

淡き期待は

見えねども

好かれてないかと

胸まで痛い

あなたが私のことを好きだという淡い期待は、

この秋の空くらい遥かに高い。

そして私のフラれたくないという見栄も、

この秋の空くらい遥かに高い。

期待は気体なのだから、誰にも見えていないのは当然だけれど、

あなたに見透かされているのではないか、

もしくは万が一でも好かれているのではないかと考えると、

秋空の乾燥のせいで喉が痛いが、胸まで痛くなってしまう。